第104回中央教育審議会総会 中根滋の発言内容

今日は今年最後の中教審総会(第104回)がありました。馳大臣も氏家副大臣も出席された。大臣から中教審に諮問のあった①教員の資質能力向上、②チーム学校、③コミュニティースクール・学校地域協働の最終審議を行い、馳大臣に答申した。

 

私の発言:

『今回の答申は、地域教育ビジョン、教えモデル、教えQA体系を改めて描きなおすという非常に意義深いものだ。学校教育の専門家が、国や都道府県、市町村と協力し、その地域の未来創生ビジョンを描く。そのビジョンの上に地域教育の将来ビジョンを描く。地域経済の発展、地域生活の向上、そして子供たちの将来性の拡大への貢献を目指す。スケールの大きいコンセプトだ。この課題解決に一生懸命努力する大人の姿を、そしてやがてにじみ出てくる効果を、無意識に、あるいは意識的にそのビジョンの当事者である子供たちは見ている。そのことが、やがて子供たちが成長するとともに様々な中長期の好循環を生んでいくことを期待する。

学校教育に今日求められている課題は、例外なくどれも『答えが一つではない』という難しさがある。今回の答申でWHAT・HOW・WHOが明確になった。立場・役割を超えた積極的な水平連携、横断的積極協力が大前提となる訳だが、実行フェーズにおいて総論賛成、各論反対、後回し論、棚上げ論という現象でリスクが現れる。チェンジマネジメントの常だ。専用のホームページを立ち上げ、アーリーサクセス、サクセスケースをどんどん全国の現場にフィードバックすればリスクは最小化できると思う。答申を絵に描いた餅で終わらせてはならない。大臣はじめ関係の皆様の積極的な取り組みを、しっかり応援していきたい。

最後に、教育が、家庭教育・学校教育・社会教育という3つから成り立っていることを改めて強調しておきたい。

ここに至るまでの関係者のご忍耐と、ご努力に感謝する。』